金子会長 年頭のご挨拶(年頭所感)


2020.1.7





年   頭   所   感

会  長     金  子  智  明


  あけましておめでとうございます。
  年頭に当たり、今年一年が平和で穏やかな年になりますよう祈念いたします。

 <災害リスクに備える>
  昨年は台風15号、19号を始め、各地を大規模災害が襲い、甚大な被害をもたらしました。被災された皆さまには心からお見舞いを申し上げますとともに、厳しい環境の中で契約者対応に尽力されている代理店の皆さまに深く敬意を表します。
  近年の被害の大きさを見るにつけ、最後の砦となる保険の普及を担う私たち代理店の役割はますます大きくなっていることを痛感します。お客さまのリスクの実態に応じた保険を的確にご提案し、不安解消を図っていくことは、地域を良く知る代理店の責務であり、ハザードマップなどを活用した防災・減災の情報提供と併せ、お客さまへの思いを具体的な行動に変えて取り組んでまいる所存です。

 <BCPを普及させる>
  同時に、万一の際に代理店としての責務を果たすためには、BCPの策定と平時の訓練が必要です。残念ながら我が国では、中小企業を中心にBCPの普及が遅れており、私たちの業界も例外ではありません。そこで、この度日本代協では、比較的規模の小さな代理店を想定した「BCP策定ツール」を開発し、近日中に代協会員の皆さまに提供を行う予定です。
  本ツールを活用しながら、地域の代理店におけるBCPの普及に取り組み、いざという時に、日本の隅々で、その役割と価値をしっかりと発揮できる体制を整えていきたいと考えております。

 <環境変化に適応し、品質を磨く>
  さて、今後我が国は、社会構造の大きな変化の中でIT技術が進化し、消費者自身が変化する未経験の時代を迎えます。「非連続」の変化などと言われると不安になるのは当然ですが、私は代理店の将来に悲観はしていません。私たち代理店は、長い歴史を通し、幾多の環境変化を乗り越えながら日本の人々を支えてきました。自由化から20年以上経った現在でも国内損保契約の91%以上は代理店扱であり、この歴史的な重みは大きいと思っています。
  ただ、今後環境が劇的に変わる中で、自らの変革を避け、顧客本位の実現に向けた品質向上の努力を怠れば、直ちに淘汰される時代になったことも明らかです。ノスタルジーに浸っている暇はないのです。
  どんな時代であってもお客さまに必要な存在と認めていただけるように、時代の変化にしなやかに対応しながら、組織と人の品質を磨き続けることが重要であり、その環境を整え、学びと気づきの場を提供することは日本代協の役割であると考えています。

 <学び続ける>
  こうした思いを実現するために、昨年10月1日から日本代協独自のWEB教育システムである「日本代協アカデミー」を開講しました。損保業界の品質はひとえに代理店の品質に懸かっており、私たち代理店は自らを磨く努力を止めることはできません。
  生まれたばかりのアカデミーですが、今後カリキュラムの拡充に努めながら様々な教育コンテンツや好取組事例等の提供を行い、代理店の品質向上と成長力強化をサポートし、持続する経営を後押ししてまいります。是非とも多くの代協会員の皆さまにご活用いただきたく、強くお願い申し上げます。

  変化の激しい環境ですが、厳しい時こそ本当の実力、すなわち経営力が問われることになります。だからこそ頑張りがいがあるのだと思います。
  私のモットーは「明るく、楽しく、元気よく、仕事は本気で、誠実に!」です。本年も全国の仲間と切磋琢磨しながらお互いを高め合い、顧客本位の実現に向けて歩みを進める所存です。

  どうぞよろしくお願いいたします。

以上