金子会長 年頭のご挨拶(年頭所感)


2019.1.7





年   頭   所   感

会  長     金  子  智  明


  あけましておめでとうございます。
  年頭に当たり、今年一年が平和で穏やかな年になりますよう祈念いたします。

 <個々のリスクマップに基づく提案活動>
  近年世界的規模で自然災害が猛威を振るい、大きなリスク要因になっています。我が国も、昨年は台風、豪雨、地震等の大規模災害が相次ぎ、甚大な被害が生じました。被災された皆さまには心からお見舞い申し上げます。また、厳しい環境の中で、契約者対応に尽力されている各地の代理店の皆さまに深く敬意を表します。
  異常気象が普通の時代ですから、被災時の最後の砦となる保険の普及を担う私たち代理店の役割はますます大きなものとなっています。その役割をしっかりと果たすためには、お客さまを取り巻くリスクの総体を把握・分析し、個々の実態に応じたリスクマップを作成する必要があります。その上で、専門家としての能力を発揮し、お客さま自身も気づいていないリスクも含め、その大きさや優先度に応じた対応策をご提案していくことが重要であると考えます。

 <防災・減災の取組みとBCPの策定支援>
  同時に、事故や災害を回避し、被害を最小限に止める防災・減災の取り組みは、地域のリスクマネージャーとしての代理店の価値を更に高めていくものと考えます。日本代協ではハザードマップの普及や「ぼうさい探検隊」の活動支援などに取り組んで参りましたが、引き続き、お客さまへの思いを形に変えて代理店の活動を後押ししていく所存です。
  また、万一の際に代理店としての責務を果たすためには、BCPの策定と平時の訓練の実施が必要です。日本代協といたしましては、腰を据えて代理店におけるBCPの普及・浸透に取り組み、必要な時にその価値を発揮できる体制を整えていきたいと考えております。

 <押す力から引く力への転換>
  さて、今後我が国は、人口減少と高齢者の急激な増加、ITの進展に伴う消費者ニーズの進化等が絡み合って未経験の環境変化に直面します。代理店の顧客対応や経営のあり方自体も必然的に抜本的変革を求められますので、「これまで通り」では通用せず、意識も行動も変えて臨む必要があります。
  環境が大きく変わる中で、この先も顧客に必要とされるためのポイントはただ一つ、「売り手目線」から「顧客目線」に180度転換することです。
  静岡県立大学の岩崎邦彦教授は、そのことを、売り手の「是非買って下さい」という「押す力」から、お客さまが「是非買いたい」と思う「引く力」を高める戦略への転換、と指摘されています。「何を売るか」ではなく、「なぜ買うか」に着目し、どうしたらお客さまにとっての代理店の価値を高めることができるか、必死になって考え、行動に移していきたいと思います。

 <今こそ必要な事業の再定義>
  環境が変わるわけですから、自らを変えて日々改善を繰り返していく努力が不可欠であることは言うまでもありません。
  ただし、努力すれば成功するわけではありません。方向性が違えば同じところをグルグル回るだけですし、軸が定まっていないと変化に流されて姿が見えなくなってしまいます。
  だからこそ、私たちは今、誰のために、何を目的とし、何を行うために存在しているのか、自分たちの価値を顧客の目線で考え直し、企業存立の軸をしっかりと定めることが必要だと感じています。
答えは一つではありませんので、各代理店における新年最初のテーマとして、皆さんで論議をされてみてはいかがでしょうか。

  厳しく複雑な環境ですが、こういう時こそ、「明るく、楽しく元気よく」、「仕事は本気で誠実に!」を合言葉に、全国の仲間とともに前を向いて取り組んで参る所存です。

  本年もどうぞよろしくお願いいたします。

以上