第4回 日本代協コンベンション 式典 岡部会長 開会挨拶


2014年11月14日 @ヤクルトホール


   岡部でございます。
 高い所からではございますが、主催者を代表してご挨拶を申し上げます。

  本日は、日本代協コンベンションにご来場下さいまして誠に有難うございます。日頃は全国各地で日本代協の事業推進にご尽力をいただき心から御礼申し上げます。
   ご来賓の 金融庁保険課 諏訪園課長様、損保協会 堀専務理事様には、ご多忙の中ご臨席賜り厚く御礼申し上げます。

   今年は各地で集中豪雨をはじめとする自然災害が多発し、大きな被害が生じました。異常気象が異常ではない“New Normal”の時代に入ったわけですが、こうした災害に対し、先ずは代理店として足元の火災保険や地震保険等の災害対応の保険普及を図ることが重要です。しかしながら、地震保険の付帯率一つみてもまだまだ不十分であり、使命感を持って一層の取り組みを図ることが重要だと考えます。併せて、代理店経営面においても自らが被災者なった場合を想定し代理店のBCPを考える必要があります。東京代協のご協力を得て今年の3月に刊行した「私たち損害保険代理店の事業継続計画」はお客様との接点の重要性を記載した書であり、本書が代理店全員で考える足掛かりになればと考えます。
   一方で、国民としては、事故がない、あっても被害が少ない方が望ましいわけですから、地域のリスクを良く知るものとして、防災・減災に資する活動に出来る限り取り組むことも重要だと感じています。代理店としてできることは限られていますが、個々の契約者への情報提供の際に地方自治体作成のハザードマップの伝道師的な役割を図ること等、日頃の活動の中でできることを継続的にやっていきたいと思います。
   損保の代理店は、1店1店が多くのお客様と直接対話ができる関係にあり、潜在的な情報提供能力は高く、こうしたポジションを大規模災害対策などの社会貢献に活かしていきたいと思います。
   また、今日が締め切りとなります損保協会様主催の「ぼうさい探検隊マップコンクール」については、全国の皆様が積極的にお取り組みいただいた結果、今年から内閣府をはじめとする後援団体に加えていただきました。これに伴い、日本代協からの賞として新たに「キッズリスクアドバイザー賞」を創設いただき、来年3月に仙台で開催される「国連防災世界会議」の場で授与できる運びとなりました。これは大変光栄なことであり、損保協会様には改めて御礼申し上げます。

   さて、日本代協の今年一番のトピックは、旧認定保険代理士が損保協会認定の「損害保険トータルプランナー」の第一号認定者となったことです。これは大変名誉なことであり日本代協の長年にわたる活動が認められたものと思っています。両協会のそれぞれの制度が発展的に統合して誕生した損害保険大学課程は、業界共通の募集人資格認定制度であり、損害保険トータルプランナーの資格は、損保の募集人にとって「最高の品質表示」となります。取って終わりではなく、与えられた資格を日々のお客様対応の中で生かすことが大事であり、そこで信頼を得ることにこそ、資格本来の価値があると考えています。
   募集人の資質を高めることは、保険契約者の利益保護、引いては業界の信頼を高めることに繋がりますから、日本代協としては損害保険大学課程をはじめとする教育研修事業を引き続き事業の第一の柱と位置付け、全国の皆様と一体となって活動してまいります。

 次に、業界関連につきまして、改正保険業法対応や委託型募集人の適正化対応、高齢者対応、個人情報の管理体制強化等、一層の消費者保護が求められるようになり、お客様対応力や代理店の経営マネジメント力そして体制作りがますます重要になります。
 特に、改正保険業対応については、募集ルールの抜本的改革となり、ともすれば規制強化と捉えがちですが、私はこの変化を前向きに受け止め、自社の経営改革や質的向上の契機と捉えることが大切であると考えます。現場においては、比較推奨の位置づけ等経営として判断しなければならないことも多く、それに伴うコスト増等も伴います。しかしながら、大切なことは、法で求められたからといった受け身の対応に終始するのではなく、代理店として「お客様に期待される役割を果たせるか」という観点で、自らの経営のあり方や業務プロセスを検証し、変革することだと思います。具体的な対応については、情報入り次第、適宜皆様にお届けしたいと思います。

   話は変わりますが、日本代協内部において最大の課題である会員拡大と国民年金基金について申し上げます。
   社団法人の力の源泉は何と言っても組織力であり、事業計画を進めていく上において業界において一定の基盤を確保することは極めて重要な取り組みとなります。代協会員が増えれば業界が良くなる、消費者から信頼される、そういうプライドを持って組織率の向上を図り、損保業界の活性化に繋げていきたいと強く思っております。
   併せて、日本代協が設立母体となった国民年金基金は、組織を挙げて責任を持って存続させていく必要があります。会員でなくても加入できる最も優れた年金制度です。10月一か月間のキャンペーンも目標必達を図るため、11月末まで延長して取り組むこととしました。
   日本代協事業活動において唯一目標達成できていないのが、会員拡大と国民年基金の加入推進です。目標を掲げたらやりきっていくことが重要です。全国の皆様と一体となって取り組んでいきたいと思いますので、引き続き、よろしくお願いします。

   さて、このコンベンションは「消費者に選ばれる代理店」となるために連続性を持たせたテーマで開催しています。東日本大震災を通して代理店の価値を考えるところからはじまり、地域における代理店ブランドの作り方、魅力ある企業としての代理店になるための組織作り、と続けました。これを受けて第4回目となる今回は、代理店におけるコミュニケーションのあり方に目を向け、代理店に係わる様々な関係者との間のコミュニケーションのあり方を学ぶこととしました。
   第1部では、『現役道化師から学ぶ、組織・社内環境をプラスに変えるコミュニケーション手法』という演題でNPO法人 日本ホスピタルクラウン協会理事長の大棟耕介様に基調講演をいただきます。第2部は業界関係者を交えた懇親会を行い、明日の第3部は、基調講演を深堀する形で4つのゼミに分かれて分科会を行います。

   2日間にわたりますが、参加された皆さまが何か一つでも気づきを得て、自社の経営に生かして頂くことが出来ればと願っております。

   最後になりますが、ご出席の皆様のご健勝並びに各都道府県代協のますますのご発展を祈念し、また日本代協の活動へのより一層のご理解とご支援をお願い申し上げまして、開会のご挨拶とさせていただきます。

有難うございました。

以 上