第10回 日本代協コンベンション 式典 金子会長 開会挨拶

2021.11.05

全国の代協会員の皆さま、第10回日本代協コンベンションをご視聴いただき、誠に有り難うございます。 日本代協会長の金子でございます。
平素は日本代協の事業活動に関しまして、格別のご理解とご尽力を賜り、心から御礼申し上げます。

昨年度のコンベンションは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて中止せざるをえませんでした。
本年度も目に見えないウイルスに翻弄され続け、実施計画も二転三転いたしまして、皆さまへのご連絡が遅くなってしまったこと、この場を借りて、お詫び申し上げます。
最終的に、感染しない、させないことを前提に、この10年間を締めくくる形でオンライン配信をさせていただき、次の10年につなぐことといたしました。

皆さまの元気なお顔を直接拝見できないのは大変残念であり、「集い、語らい、高め合う」代協の基本理念を十分に味わうことはできませんが、現下の環境を踏まえ、ご寛容いただければ幸いでございます。

また、本日は、2020年度と2021年度の功労者表彰を執り行わせていただきます。表彰を受けられます20名の先輩会員の皆さま、誠におめでとうございます。長年のご尽力に深く感謝いたします。
後ほど、受賞者お一人、お一人を映像で紹介させていただきますが、その際は、ご視聴の皆さまの大きな拍手をどうぞよろしくお願いいたします。

さて、今後我が国は、人口減少の中で社会基盤が大きく変化し、10年後には3人に一人が高齢者という世界でも未経験の超高齢社会を迎えることになります。
さらにデジタルの加速度的進展によって、社会のあり方や消費者の意識、行動も大きく変化していくことが予想されます。
私たちは予言者ではありませんので、変化を見通すことはできませんが、少なくとも、今の延長線上に未来を描くことは難しい環境であることは間違いないでしょう。
環境が変化することは頭では分かっていても、足元の課題もたくさんある中で、「言い訳」という防具を付けて、なかなか変革に向けた行動を起こせないのが世の常であるように思います。

私自身、とても人様に変われと言えるような状況ではありません。
それでも、変化するものには対応するしか途はないのですから、時代の変化の本質を自分なりにつかんだ上で、5年先、10年先の社会をイメージし、その社会で、どんな代理店でありたいか、自社の将来ビジョンや夢を描き、その実現に向けて、今からできることに「楽しく、元気に、真剣に」取り組むことが大事なのだと思っています。
その途中で予期せぬことがおきれば、シナリオを書き換えて、また、前に進んでいく、そうした「しなやかさ」が求められる環境なのではないかと考えています。

こうした思いも込めて、今年のコンベンションのテーマは、「これまでの10年、これからの10年を考える」としました。

本日の基調講演では、最初にBSテレビ東京解説委員の豊嶋 広(としま ひろし)様に、これからの日本社会に訪れる変化の予測と企業経営の方向性についてお話しいただきます。
そのあと、経営コンサルタントの望月広愛(もちづき ひろちか)様に、変化の中で生き残る企業経営のあるべき姿についてお話しいただいて、翌週以降の分科会、パネルディスカッションにつなげていくことといたしました。

今回のコンベンションのサブテーマは「あなたはどんな一歩を踏み出しますか?」です。
限られた時間ですが、プログラム全体を通して、何か一つでも、皆さまがそれぞれの将来に向けて、新たな一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。積極的なご参画をどうぞよろしくお願いいたします。

最後となりますが、各代協並びに代協会員の皆さまの、今後ますますのご発展を祈念し、主催者挨拶とさせていただきます。
最後までどうぞよろしくお願いいたします。

 

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