第3回 日本代協コンベンション 式典 岡部会長 開会挨拶


(2013年11月15日 @ヤクルトホール)


   岡部でございます。
 高い所からではございますが、主催者を代表してご挨拶を申し上げます。

  本日は、日本代協コンベンションにご来場下さいまして誠に有難うございます。また、日頃は全国各地で日本代協の事業推進にご尽力をいただき心から御礼申し上げます。

  ご来賓の金融庁保険課諏訪園課長様、損保協会浅野専務理事様には、ご多忙の中ご臨席賜り厚く御礼申し上げます。

  日本代協は昭和39年に大蔵省から社団法人の認可をうけ、49年間にわたり保険代理業会唯一の公益法人として活動をしてきましたが、4月に一般社団法人への移行が認可され、今年は大きな節目の年となりました。移行に際しては、幣会が第一の事業に挙げている教育研修事業が引き続き公益性のある事業として認められたことは大きな意義があり、今後は更に消費者教育にも取り組みをすすめていきたいと考えます。

  さて、日本経済はアベノミクス効果に期待が寄せられる中、損保各社においては収保こそ伸びているものの、収益、特に自動車保険については依然として損害率の高騰に悩まされています。保険会社の収益悪化はお客様の保険料引き上げにもつながりますので、他人事ではありません。改善策としてのノンフリート新等級制度に期待がかかるところですが、現場では保険金支払い可否判断に要する労力や次年度の保険料を勘案し時には20数万円も自己負担される契約者もおられる中においては、何のための保険なのかと疑問や課題を感じるところもありますが、今やらなければならないことは保険会社と一体となってこの新制度の定着を図り、高ロスレシオ局面を乗り切ることだと考えます。

  また、損保協会が最重要課題に挙げている保険金不正請求排除についても犯罪を防止することは当然のことですし、万一にそのフィルターを通り過ぎてしまえばお客様の保険料に跳ね返る可能性がありますから、一時選択を担う代理店としてできることを考える必要があると思っています。
  金融行政につきましては、昨年の6月からスタートした金融審議会「保険商品・サービスの提供等の在り方に関するワーキング・グループ」の報告書が今年の6月に公表されました。その主な内容は、保険の自由化以降ペンディングになっていた論議も含め、徹底した契約者保護の観点から保険募集・販売ルールの在り方について、根本から問い直すものであり、意向把握義務と情報提供義務が新たに法定化されると共に代理店に対しても直接体制整備義務が課せられることとなり、保険募集を巡る法体系は大きく変わります。その他、乗合代理店に対する追加ルールの導入、委任型使用人の取り扱い、そして見送りにはなりましたが代理店手数料開示義務や、代理店の賠償責任のあり方等についても言及しており、代理店・募集人にとって大変重要な内容となっています。会員のみなさまには是非とも周知していただきたく、各代協を通して勉強会やセミナーを開催するよう取り組みをすすめているところです。

  金融審保険WGの示す方向性の行きつくところは、代理店の真の自立と自律であり、その基盤となる募集人の資質の向上であります。その観点で、今回業界共通の認定制度となった損害保険トータルプランナーの資格は品質表示の大きな決め手になると思います。しかし、保険会社の支店サイドではまだまだ周知されていない実態もあり、損保協会、保険会社とは今以上に連携を密にし、 一丸となって受講奨励を推進することで意思統一を図りました。この損害保険大学課程は募集人の資質向上には欠かせない制度でありますので、引き続き受講者募集の取り組みをお願いします。

  さて、このコンベンションではお客様から選ばれお客様の役に立つ代理店になるための情報を2日間に圧縮してお届けしますが、テーマと内容については、刻々と変わる業界の流れを見据えタイムリーかつ代理店経営の本質とステップアップのヒントになるよう全力を注いでいます。
  一昨年の第1回目は、東日本大震災における被災者対応を通して代理店の存在価値が再認識されたことを踏まえ、代理店の使命と原点を見つめ直しました。
 これを受け、昨年の第2回目は、その存在価値を更に高めると共に、地域におけるリスクの専門家としての存在感を確立していくために、代理店のブランド作りと成長・発展に着眼しました。

  今年は更に踏み込んで、代理店の内部に目を向け、『魅力ある企業としての代理店を考える』とし、第1部では、「成果の出る組織と出ない組織の違い」という演題で、静鉄ストア代表取締役会長の望月広愛様に基調講演をいただきます。第2部は業界関係者を交えた懇親会を行い、第3部は、明日になりますが、4つのゼミに分かれてより具体的な論議を深める分科会を行います。
  2日間にわたりますが、参加された皆さまが何か一つでも気づきを得て、自社の経営に生かして頂くことが出来ればと願っております。

  話は変わりますが、日本代協内部において最大の課題である会員拡大・組織率向上、組織の活性化について申し上げたいと思います。社団法人の力の源泉は何と言っても組織力であり、事業計画を進めていく上においても、様々な提言を実現していく上においても、ベクトルを共有できる仲間を増やし、業界において一定の基盤を確保することは極めて重要な取り組みとなります。
  そのためには組織の活性化、特に支部の活性化が重要なポイントとなりますので、日本代協としては、全国の好取組事例や支部活性化の手引き等を発信し、各代協と一体となって正面からこの課題に取り組んでいく所存でいます。
  代協会員が増えれば業界が良くなる、消費者から信頼される、そういうプライドを持って組織率の向上を図り、損保業界の活性化につなげていきたいと強く思っております。
  現在、各代理店はそれぞれの代協の会員という位置づけとなっておりますので、先ずは各代協の皆様のより一層のお取組みをよろしくお願いいたします。

  最後になりますが、ご出席の皆様のご健勝並びに各都道府県代協のますますのご発展を祈念し、また日本代協の活動へのより一層のご理解とご支援をお願い申し上げまして、開会のご挨拶とさせていただきます。

  有難うございました。

以 上